日本は約30年間デフレの中におりました。それにより物価は下がり続け、日本人の給料も下がり続けてまいりました。しかし今回のコロナ禍におけるパンデミックを契機に、明らかにフェーズが変わったと私は思います。
令和の時代は明らかに平成・昭和の時代とは違い、本当の情報(マスコミではない)を持っている方と持っていない方の間に歴然とした差が出てくると思います。
その大きな転機が「デフレ経済」から「インフレ経済」への大転換が起きるという事です。今、日本経済は円安・原油の値上がりや食物自給率の低さなどから「プッシュ型インフレ」が起きていますが、中期・長期(3年~10年以上)のスパンで考えると、「デフレ」に戻る事はないと想定しております。
それではきたる中・長期的な「インフレ」が起きた場合、御社にとってどのような影響が出るのか数字で表していきたいと思います。

いかがでしょうか。この位の「インフレ率」でも、現在の価値より20%~45%減少してしまうのです。ただ「インフレ率」2%というのは、今、日銀が金融緩和をやめる目標としている水準ですし、世界の常識では3%~4%の「インフレ率」は「インフレ」として許容されている範囲なのです。
この事を念頭に私が経営者である皆様へどうしてもお伝えしたいポイントを再度申し上げます。
・ポイント➀ 「デフレ」は終了し、「インフレ」に備えた経営体制を構築していかねばならない。
・ポイント② 「インフレ」による現預金の価値の目減りをどのようにして防いでいくかの対策が必要。
・ポイント③ 「インフレ」によって銀行取引の実態はどのように変化していくのか、その対応策は?
来月はこのインフレに勝っていく考え方をお伝えできればと思っています。
応援しています。