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事業承継でM&Aをうまく活用した事例 ~M&A後に資産管理法人を設立した好例~

 

今月は、東北地方の某市に在住されもう20年以上のお付き合いをしている社長様のことを書いてみたいと

思います。

その社長様は自社株を100%所有されており、法人自体も大変な優良会社で自社株の評価は年々上昇している法人様です。その額は数十億円になろうかという金額です。後継者候補はお子さんがいらっしゃるので継いで欲しい気持ちもお持ちだったのですが、その法人様の業界・取り巻く情勢から今後の発展性に大きな疑問を社長様はお持ちでした。私は毎年2・3回はその法人様を訪問し、社長様といろいろな話を

させていただいており、その中で先述した子どもが継いだとしても…というお話は何度もお伺いしており

ました。

それから3年が経過したある日、ついに社長様からM&Aをする決断をしたというお話を訪問時に直接

お伺いし、それではということでM&A後の社長の考えもお伺いしましたが、どうも今の顧問税理士では

頼りないという社長様の本音を聞きました。

そこで、組織再編に長けている私が懇意にしている税理士を紹介しましょうかとご提案したところ、是非一度詳しい話をしたいということになり、その3ヶ月後その税理士と一緒に訪問し、社長様のM&A後の展開の詳しいご要望をお伺いすることができ、早速その税理士が動くこととなりました。

要望の中身の肝は、今の法人が持っている不動産・不動産に結びついている借入金・オペ・生命保険契約等をM&Aと同時に設立する資産管理会社に移転したいということでした。

なお、その不動産等はM&Aする法人様の本業に関連するものでないことはもちろん、M&Aの買い手側の了承を得られた資産であることは言うまでもありません。会社分割のイメージですね。

そのため、税務的に絶対否認されないよう細心の注意を払いつつ、そういうことに長けた司法書士等と協力して行い、結果として社長様が要望されていた事項がすべて叶い非常に満足していただけたと思っております。

 

最近、M&Aにまつわることで世間ではいろいろと言われておりますが、少しではございますが今回の件に関わらせていただいた身といたしましては、このような形でM&Aが進んでいくのも事業承継の一つとして非常に感激した次第です。もちろん今後も資産管理会社、またM&Aした法人様の後処理も残っておりますので引き続き良いお付き合いをさせて頂きたいという想いで頑張っていこうと思っております。

 

一緒に頑張っていきましょう。

 

 

令和7年9月吉日

有限会社エフピーマネジメント 代表取締役 大友 一夫

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