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コツコツ一生懸命働くだけではお金は残りません ~お金が残る仕組みを考える習慣を身につける~

 

昔からよく聞く言葉があります。「とにかく一生懸命働くんだ」、「とにかく汗水流してせっせと働くんだ」、

「贅沢は駄目。質素な暮らしをして倹約することが大切で、お金はコツコツ少しずつ貯めることが大事」と

言われます。正にこれは正論です。

最近、ビジネスの世界では楽して儲けよう的な風潮がまかり通っています。

百戦錬磨の社長の皆さんであればお分かりのように、瞬間風速的に、一時的に楽して儲けることができても

継続して稼ぎ続けることはそう甘くないと思います。そういう意味から言っても、汗水流して少しずつ

貯めていく精神は正に正論であり、倹約精神なくして湯水のようにお金を使っては残りません。

ただ、コツコツ一所懸命働くことのみでは足し算に過ぎないと私は考えています。

 

近年、ステルス増税、電気代・資材代・人件費の高騰、人手不足など次々とコストアップの増加スピードが上がってきています。これらコストアップの波の影響により、社長たちの従来のお金の常識が崩壊したと

考えます。このような時代背景の中で、やはり足し算でコツコツ一生懸命働くだけでは残念ながらお金は

大きく残らなくなってきています。

この厳しい時代を生き抜いていくために、社長には戦略的発想、つまり足し算ではなく「掛け算」の発想が必要です。優秀な社長であれば、営業戦略において掛け算型で発想すると思います。

見込み客数にその客層別の商品・サービスを掛け合わせることによって、1+1が3になるような仕組みを

作る。これと同様に、お金・財務の世界でも掛け算の発想を持ってほしいと思います。

大企業と中小オーナー企業で本質的に違うことは、会社と個人が表裏一体であるかどうかということです。

是非とも、会社と社長個人、この両面を掛け合わせることによりトータルで1+1が3になるように

お金が残る仕組みを考える習慣を身に付けてほしいと思います。

 

特に、5年後・10年後・20年後・30年後を考えた場合に、そのモノの価値は増えていくのか、

それとも変わらないのか、減っていくのかを私は常に考え、価値が増えていくモノに対しての投資(攻め)、

価値が不変なモノに対しての投資(守り)、このバランスを保てる資産等に私は投資しています。

間違っても価値が減っていくモノへの投資は絶対にいたしません。

 

応援しています。

 

令和6年4月吉日

有限会社エフピーマネジメント 代表取締役 大友 一夫

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